全てのコンテンツが広告になるとして

最近、取り留めもないことを考えがち。忙しいはずなのだけど。眠れないからか。飲んでるからか。

作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島本和彦氏など語る (1/3) - ITmedia NEWS

最近考えているのが、コンテンツ=Web=広告、という風になってしまったとすると、Webの成長は、「現在のコンテンツ収益+広告費+通信費」のパイの範囲で止まってしまうのか、という点。バラエティー番組程度の制作費・広告費が、SNSCGMとAdSenceに置き換わって、それで終わりなんだろうか。結局置き換えでしかないんだろうか。何だかぞっとしない光景だ。

英語学習SNS「iKnow!」誕生の裏側--運営会社セレゴに迫る - CNET Japan

認知科学脳科学、心理学を利用した学習システム。それは良しとしよう。人間とWebをより密着させる装置になろうとしているのも分かる。メディアがテレビではなくなって双方向になった、SNSTwitterやメッセやIRCで人々が繋がっていて、その中にシステムを滑り込ませるのが一般的になった。もっと人間の動的な側面を研究しなければならないのは自明だ。

http://ascii.jp/elem/000/000/108/108072/

認知科学と特許で邁進する人もいれば、直感で開発してしまう人もいる。ニコ動も後者だ。コンテンツをより深くに送り込むことを目指している。

ニコニコ動画
【初音ミク】 サラリーマンのうた【オリジナル曲】

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08/02/04 06:22 投稿

【初音ミク】 サラリーマンのうた【オリジナル曲】
◆前作、雪峰〜yukimine〜(sm1983502)に続き初音ミク2曲目になります。今回は少しほのぼのした曲を作って...

一生懸命働いて、家に帰ってただ寝るだけ。みんな頑張ってるけど、何のために働いているんだろうね。

2ちゃんねる補完計画w 日曜の晩だから官僚の俺が独り言を書いてみる

何かを良くしたいと思って働いている人は、きっと多い。もちろん極端な人はどこにでもいるし、自己実現が先に走る人も増えているけれど、現実を知る大多数の「普通」の人達は、自分の仕事は、どこかにポジティブな部分があるはずだと願っている。サービスを受ける人、製品を使う人、サポートを受ける人、同じ国の人、あるいは周りで働いている仲間の日々を、少しだけ楽しく便利にできればいいと。金儲けに血眼の人のエネルギーを使うのは有効だけれど、そういう人が日本に沢山いるかというとそうでもない。関西には多いかも知れない(偏見)。


具体的な成果というのは、どこからか人的エネルギーを取り出してきて、それを然るべき場所に入力することで得られる。エネルギーをどう取り出すか、どう効率的に使うか、それがシステムの仕事だ。会社であれば、資格とか役職とかに当たる部分だ。国家で言えば、官僚とか議会とかに当たる。


もう殆どの人が綺麗さっぱり忘れ去っている気がするが、オープンソース運動というものが昔ありました。そこにあった開発者コミュニティの形は、ある種理想的なインターネットの形としてもてはやされていた。今、改めてそのような賛美を聞くことは全く無くなった。SNSは単にコンテンツと広告を流すためのツールでしかなく、ひたすら数を集めて乗数効果だけを狙っている。居心地の良さは、モバゲーではアバターに価値を持たせるための前提でしかない。ネットニュースに取り上げられるような日本ベンチャーには、勢いも格好良さもあるけれど、どこか虚ろな影があることが多い。西海岸の香りがしない。不安で一杯なのに、それを見ないようにしている雰囲気がある。


全てのコンテンツが広告になる。リンクになる。Webになる。でも、全てのWebがコンテンツである必要はないはずだ。何かもっとあるはずだと思うのだけど、上手く言葉にならない。