某判決

私は決して死刑廃止論者ではない。が。今回の判決に関する批判の殆どが「安易に『空気』に乗る事自体を良しとしないがための批判(批判のための批判:得てしてねじれている)」「自分が持つ(遺族に同情する)感情を認めたくない(前者とも似ているが、死刑=想像上の殺人の責任を持ちたくないという姿勢に近い)がための批判」「従来通りの死刑廃止論」の3視点を混ぜたものから踏み出せていないのは、いかにも不健全だと思う。あ、弁護団云々は除く。

どうすればいいのかは、もちろん私にはワカラン。現行法においてどうなのかと言えば、前例を覆す根拠はたった一つ、裁判員制度を意識したものだろうし、まあそれで妥当なんだろうとしか言えない。