ネット適応の深化と現実世界マッピングの分散化

オタクと言えば秋葉原、という文化>地域マッピングはいつしか消え去ろうとしている。その代わり、より創造的な活動はSNSCGMサイトに集積されており、そこから現実世界へとサイクルを伸ばしたオフ会や勉強会が、日本各地で自由闊達に行われている。そうした新たなマッピングは、地理的に分散しているのみならず、時系列的にも定常化していない。先端のネット文化は特定の地域と結びついていない。あるのはURLだけだ。
SNSCGMを中核として用いない最後のスピンアウトが東方ライブであり、最初のスピンアウトが「踊ってみた」オフである、とか仮定してみる。「踊ってみた」はSNS/CGMを通じたサイクルを形成しているが、東方ライブはリーダーシップを持った特定団体が行っている。ように見える。ちと微妙か?
ちなみに同人誌即売会は基本的にSNS/CGMを経ないので別の原理だ。


うーん、まだ微妙だな。自分は、文通やメールの先としてのネットと、SNS/CGMとの間に何の違いを感じているのだろう。自発性、自律性、民主性、自己組織化、と言ったところだろうか。